女子は伊藤有希(26=土屋ホーム)が2年連続3度目の頂点に立った。

1回目127・5メートルで首位に立つと、2回目に夏のジャンプ台記録を更新する143メートルを飛び、合計261・9点で今季国内4戦目で初勝利を飾った。男子は小林陵侑(23=土屋ホーム)が1回目132メートル、2回目はジャンプ台記録タイの141・5メートルの合計276・6点で、2年ぶり3度目の優勝を果たした。

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2位で迎えた2回目に141・5メートルの大ジャンプで逆転優勝した男子の小林陵侑は「2本ともビックジャンプができた。たくさんの応援のおかげ」と感謝した。長野・白馬村での今季初戦、全日本選手権2連戦では腰の痛みもあり表彰台を逃したが、今季国内4戦目で表彰台の頂点に立ち「冬に近い感覚になってきた。W杯に向けてジャンプは良くなっている」と手応えを口にした。

▽男子2位の佐藤幸椰(25=雪印メグミルク) 練習はあまり調子が良くないけど、試合の一発勝負で距離が出せているのは底力だと思う。

▽1回目133メートルも2回目120・5メートルで9位の葛西紀明(48=土屋ホーム) やっとジャンプが楽しくなってきた。まだ完璧ではないけれど、1本目はまあまあかな。