10月31日、F1第13戦エミリアロマーニャGPの予選がイタリアのイモラ・サーキットで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。通算15回目。

F1初の2日間開催で、午前中に行われた90分間のフリー走行のみで準備を整え、わずか2時間半後に行われる予選に臨んだ。

メルセデスAMG勢の激しいアタック合戦の末、Q3最初のアタックではルイス・ハミルトンがトップに立ったが、Q3最後のアタックでハミルトンは自己ベストを更新することができず、ボッタスが0.097秒差で逆転してポールポジションを奪い取った。

「このサーキットを全開でプッシュするのはとても楽しかったし、きっちりと決められるととても素晴らしい気分だったよ。走り始めからターン2〜3の挙動が不安定で改善していかなければならなかったんだけど、予選最後のアタックではリスクを冒してトライしたらとてもうまくターンインしてくれたんだ」

レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンがQ2でパワー低下のトラブルに見舞われたものの、すぐに解決しQ3に進出。Q3では0.567秒差の3位に入った。Q2をミディアムタイヤで通過したためメルセデスAMG勢と同じ戦略で決勝に臨むこととなる。

僚友アレクサンダー・アルボンは度重なるコース外走行によるタイム抹消により苦戦を強いられ、0.963秒差の6位。開幕前の6月にこのイモラでテストを行っていたこともあってフリー走行から好調のアルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーが0.893秒差の4位に入る健闘を見せ、ダニール・クビアトも1.087秒差の8位につける好走を見せた。(米家峰起通信員)