全日本柔道連盟の山下泰裕会長(63)が、新型コロナウイルス感染拡大後、初めての全国大会となった講道館杯を総括した。今大会は感染予防対策を施して無観客で開催。規模も縮小し、出場選手は昨年の約460人から約240人に大幅削減した。マット数も7枚から4枚に減らした。試合日前日には、全出場選手がPCR検査より短時間で結果が判明する「スマートアンプ法」を利用して検査を行い、全員が陰性だった。

日本オリンピック委員会(JOC)会長も兼任する山下氏は「大会開催に向けて準備してきたこの経験は、(来夏の)五輪やさまざま大会にいきると思う。貴重な経験、財産になる」と述べた。