V5を狙う富士通が開幕2連勝を飾った。2プレー目にQBバードソンからWR松井へ63ヤードのTDパスで先制。前半は21-14とIBM食い下がられたが、後半も2TD、2FGを追加。IBMをキックオフリターンTDだけに抑え、41-21で勝利した。22日にAブロック1位をかけて、エレコム神戸と対戦する。IBMは2連敗となった。

2人の米国人RBが看板のランを20ヤードに抑えられた。パスでも4QBサックを浴びた。山本ヘッドコーチは「プレッシャーが厳しく、1対1でも崩された。アジャストが遅れてもたついた」と振り返った。それでも「外へのパス中心で組み立てようと」と、バードソンが322ヤードで5TDパスを挙げた。合流は遅れたが調子は上げてきた。

守備はQBクラフト中心のパスを2TDに抑え、2ターンオーバーもマークした。「プレッシャーやタックルを外された。我慢だったがプラン通り」と合格点を与えた。初戦では50、60点の評価だったが「前回よりはよくなっている」と話した。

IBMとの接戦を制したエレコム神戸は、8日に1敗のノジマ相模原と対戦する。次戦はジャパンXボウル進出をかけて、最初の決戦となる。山本ヘッドコーチは「いい課題をもらった。次もプレッシャー、米国人のいい選手にどう対応していくか。ちゃんと準備をしていきたい」と話した。