関学大が5季連続の甲子園ボウル出場にあと1勝に迫った。

原動力になったのはWR梅津一馬(2年)。最長57ヤードのパスを捕るなどチームに貢献。第2Q残り5秒からは、敵陣エンドゾーンまで残り11ヤードで、QB奥野耕世(4年)からの高さのあるパスを、右腕を思いきり伸ばし、右手1本でキャッチ。会場全体を驚かせた。「何も考えていなかったが、両手では取れないと思った」と振り返った。パスを投げた奥野も取れないと思ったのか「びっくりしました」と驚いた。

決勝は立命大。今季から率いる大村和輝監督(49)は「じっくり準備する時間がある。細かい課題を詰めるしかない」と最強のライバルとの決戦を見据えた。