カーリングの特別大会「稚内市みどりスポーツパークオープン記念」は8日、北海道・稚内市内で最終日が行われ、女子はロコソラーレが決勝で延長の末、中部電力に5-4で競り勝った。

今季最初の大会での優勝。スキップの藤沢五月(29)は、延長にもつれる原因となった終盤の自身のミスショットについて言及したうえで、「うれしい気持ち半分、エキストラ(延長)に行ってしまった悔しさも半分」と苦笑い。この大会では予選で敗退するという縁起の悪い夢を見ていたことを明かし、「そうはならず、良かった」。最後は安堵(あんど)の笑みを見せた。

初日の予選ではいきなり大敗したが、浮き足だつことはなかった。氷の状態をしっかり把握し、自分たちのショットを決めることに集中。しっかり立て直し、藤沢は「試合をしていくごとによくなった」とうなずいた。

18年平昌オリンピック(五輪)の銅メダルチーム。2月の日本選手権に向け、久々の実戦でしっかりと手応えをつかんだ。