8日に東京・代々木競技場で開催された体操の国際大会「Friendship and Solidarity Competition(友情と絆の大会)」に出場したロシア、中国、米国の代表選手団が9日、帰国の途についた。

大会は新型コロナウイルスの感染拡大後、国内で行われた初の国際大会で、来夏の東京五輪へ向けたモデルケースとして注目が集まった。参加国は日本を含めた4カ国30人で、2チームに分かれて団体戦を行った。来日前から定期的なPCR検査、来日後は毎日の検査が行われるなど、徹底した対策が取られた。

4日に米国、5日にロシア、中国が来日した。移動は各国専用のバスで、ホテルの移動も特別ルートが設けられた。帰国したこの日までにPCR検査で「陽性」と判断された選手、スタッフはいなかった。