「東京フロッグキングス」(北島康介GM)の長谷川涼香(20=東京ドーム)が、「鉄の女」カティンカ・ホッスー(31=ハンガリー)を撃破した。

得意種目で前半を58秒77と自身が持つ日本記録を上回るペースで折り返した。果敢なレースを貫いて、2分4秒50で1位。3位だったホッスーに1秒75の差をつけて、勝利した。これで同種目はISL4戦連続でトップだ。

ISLは1大会2日間で行われて競技日程はすべて同じ。最終日の3種目目はいつも女子200メートルバタフライ。そしていつも長谷川が1位をゲットする。かえる軍団はメンバー構成から第1日よりも最終日のほうが得意な種目が多い。反撃のノロシを上げるのが、20歳の長谷川涼香だ。

今年のISLで、長谷川は2バタで無双の存在だ。「チームに貢献できるので、ジャックポット(ボーナス点)をとることに意識をおいています」。その言葉通りに大活躍となった。

ISLは世界各地の10チームが参加。競泳では珍しい団体戦を採用している。各レースの順位ごとに得点が設定されており、チーム総得点で競い合う。