男女のオリンピック(五輪)代表ガチンコ対決が実現した。

東京五輪男子代表の岡田奎樹(24=トヨタ自動車東日本)、外薗潤平(29=JR九州)組と、同女子代表で「よしよし」ペアこと吉田愛(40)、吉岡美帆(30=ともにベネッセ)組が、この日は同じ予選グループに入り、海上で直接対決となった。

全日本では初対決となった同組同士だが、男子の“意地”で岡田、外薗組が、この日の3レースともに先着し3連勝だ。特に第3レースでは、最後まで首位争いをするマッチアップだったが、「うまくレース展開ができた」(岡田)と、岡田、外薗組が制した。

セーリングは基本、男女の区別なく争う競技。しかし、やはりパワーの差で女子が男子に勝つのはそう簡単ではない。それでも「岡田、外薗組について行こうとしたが、勝てなくて少し悔しい」と吉田。岡田、外薗組に勝てなくとも、他の男子選手を追いやり、「よしよし」も18年世界女王の意地は見せた。

2日目の第5レースを終わって、岡田、外薗組が総合5点総合で1位を堅持。続いて、リオデジャネイロ五輪代表の土居一斗(28)と木村直矢(25)組が同2位で、吉田、吉岡組は8点で同3位につけている。