世界ランキング4位の張本智和(17=木下グループ)が同3位で16年リオデジャネイロ五輪男子シングルス金メダリストの馬竜(32=中国)にフルゲームの末、3-4で敗れた。2年連続の決勝進出を逃した。

張本は一時、3-1まで追い詰めた。しかし、張本も「理想」と表する馬竜の安定した技術を前に、レシーブが徐々にネットやアウトになり始め、試合のリズムを持って行かれた。馬竜には昨年の同大会準決勝でも4-2で勝利していた。

新型コロナウイルスの影響で約8カ月ぶりの国際大会。卓球関係者によると中国入国後、8日程度の隔離期間があり練習が出来なかったという。一方の中国選手はその間も練習を続けられ、調整量の差は明らかだった。