かえる軍団の冒険が終わった。短水路(25メートルプール)で競う競泳国際リーグ(ブダペスト)に初参戦した「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は15日、終戦を迎えた。準決勝第1組で4チーム中3位で上位2チームの決勝を逃した。

大橋悠依(25=イトマン東進)は、女子200メートル個人メドレーで大会中に2度も日本記録を更新。特に準決勝第1日は、自身の記録を1秒以上も更新する大爆発で、日本新の2分3秒93をマーク。400メートル個人メドレーは5戦全勝。個人メドレーで実力を見せて、ポイントゲッターになった。

「チームが勝つためにとれるところをとる、ことを意識した。久しぶりの海外勢とレースをして、刺激をもらい、戦う気持ちをもらった。こんなに試合が続くことは日本であまりない。連戦で、ここをこうしよう、海外勢に比べてここは下手だなとか、課題を見つけて、すぐに試すことができた」と振り返った。

帰国後は日本選手権(12月3~6日、東京アクアティクスセンター)に出場する。「短水路と長水路(50メートルプール)は全然違うので、泳げるかどうか心配ですが…。でも今回の日本選手権は思い切っていける大会。いい記録を狙いたい」と明るい表情だった。