かえる軍団の冒険が終わった。短水路(25メートルプール)で競う競泳国際リーグ(ブダペスト)に初参戦した「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は15日、終戦を迎えた。準決勝第1組で4チーム中3位で上位2チームの決勝を逃した。

川本武史(25=トヨタ自動車)は、男子50メートルバタフライで、強豪チャド・ルクロス(南アフリカ)を撃破した。激しい競り合いを制して22秒49の1位。2位ルクロスとの差は0秒01だった。「優勝でチームにポイントをとれてよかった」。

川本は、同種目日本記録保持者。予選リーグ第9戦では3分サイクルで泳ぐISL独自の「スキンズレース」でルクロスと1対1の決勝に進出。しかし最後は敗れて2位になった。この日は同じ種目でリベンジした形だ。「強豪とたくさんのレースをこなせた。五輪が来年ある。そこでもう1度強豪と戦えるように、負けた選手に勝てるようにしたい」と意気込んでいた。