かえる軍団の冒険が終わった。短水路(25メートルプール)で競う競泳国際リーグ(ブダペスト)に初参戦した「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は15日、終戦を迎えた。準決勝第1組で4チーム中3位で上位2チームの決勝を逃した。

かえる軍団を率いたデーブ・サロヘッドコーチ(HC、米国)は「ファイナルで戦いたかった。ただ初のリーグ参加を考えれば、かなりのグッドジョブだった」と振り返った。米国で北島康介GMを指導した名伯楽は大会の総括として、長谷川、萩野、大橋、リア・スミスと得意種目でISL5連勝した4人に加えて、川本、今井らの名前を挙げて「短期間でチーム一丸となって戦ってくれた。誇りに思っている」と評した。

準決勝敗退となったチームの強化ポイントについては「将来的には、やはり100メートル、50メートルを泳げる選手を強化しないといけない」と分析。ポイントが2倍になるリレー種目、また50メートルを3分サイクルで3本泳ぐ「スキンズレース」での得点力アップが鍵とした。

平井伯昌コーチは「決勝まで行きたかった」と悔しそうな顔。その上で「今回は外国人選手をみたり、なるべくデーブ(サロHC)の方針で行動していた。(萩野、大橋ら)選手には自分たちで考えて行動することを促した。大橋、青木(玲)が日本新を出して、萩野もタフに戦った。自分たちで考えてやっていたことが収穫だと思う」とした。