「マサル」が広告出演契約を更新した。

寝具メーカー「エアウィーヴ」は17日、フィギュアスケート女子で18年平昌オリンピック(五輪)金メダルのアリーナ・ザギトワ(18=ロシア)の愛犬マサルと18年11月に結んだ広告契約を更新すると発表した。

都内で行われた発表会には、マサルとザギトワがロシアからオンラインで参加。新型コロナウイルスの影響で来日こそかなわなかったが、登壇したジャンプ女子の高梨沙羅とともに電子署名で調印式を行った。

ザギトワは新型コロナウイルス禍での生活について「いろいろ困難ですが、これまでのように勉強して、トレーニングを積んでいます。マスクして手袋をしてという生活を続けています」とコメント。初共演となった高梨は「画面上からあふれ出るオーラを感じます」と答えた。

マサルは秋田犬で2歳。ザギトワが平昌五輪前に新潟県で直前合宿をしていた際に、雑誌で見た秋田犬のかわいさに一目ほれ。母親におねだりしていた。2月の平昌で金メダルを手にした後、秋田犬保存会がその希望を聞きつけ、秋田犬を贈呈することに。3月にザギトワが勝利を意味する「マサル」という名前を付けたいと望み、18年5月にモスクワで贈呈式が開かれた。

競技の多忙の中でも、ザギトワのマサルへのできあいぶりは不変で、最近もインスタグラムに大きく成長した姿を投稿していた。

ザギトワ自身は今季は競技への参加はしていない。9月からロシアの大学にあたる高等教育機関の国家経済行政アカデミーへ入学し、テレビ番組でキャスターを務めるなどしている。