東京五輪柔道女子48キロ級代表の渡名喜風南(25=パーク24)が18日、オンライン取材に応じ、10月に現役引退した16年リオデジャネイロ五輪同階級銅メダルの近藤亜美さん(25)に感謝の言葉を伝えた。

同級生で高校時代から切磋琢磨(せっさたくま)した元ライバルについて「自分が常に追い続ける立場で、強くしてくれた選手の1人でもある。近藤選手がいてくれたおかげで、自分もここまでこれた」と感謝した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、年内の国際大会の中止が決まった。実戦から約9カ月離れている渡名喜は、来年1月開催予定の世界ランキング上位者が争うワールドマスターズ大会(カタール)に出場する意向を示した。コロナ禍でも、周囲の協力があって稽古を積めていることに感謝し「五輪ではその恩返しができるように金メダルを取りたい」と言葉に力を込めた。