関西大学ラグビーは大学選手権出場を懸け、21日に伝統の一戦を迎える。

B組(昨季偶数順位)でともに開幕2連勝の同大と京産大が激突(滋賀・布引)する。20日は両校とも京都府内で最終調整。最近3年の対戦成績は京産大の全勝。新型コロナウイルスの影響で短期決戦となり、勝てば同組1位と、関西勢は上位3校が出場権を得る大学選手権が決まる。A組(昨季奇数順位)は2連勝の天理大と関学大が22日に対戦し、各組同順位が29日の順位決定戦でぶつかる。

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同大は16年度以来、4季ぶりの京産大撃破を目指す。17年度は19-73で大敗し、18年度は26-28の2点差で惜敗。昨季も19-27と及ばなかった。20日は朝練習後に、フランカー中尾泰星主将(4年)がメンバーにユニホームを渡す恒例の儀式を行い、大一番へ気持ちを高ぶらせた。

過去3年間、屈辱を味わったSH人羅(ひとら)奎太郎(4年)は「1年生の時から強い相手に勝てているイメージがない。今年こそは勝ちたいです」と闘志。中尾主将は「悔しい思いはしたくない。みんなで同志社のラグビーをぶつける」と意気込んだ。15日の立命大戦は53-19と圧倒し勢いに乗る。勝てば2大会連続の大学選手権が決まり、敗れれば残り1枠の3位をかけた争いに回る。