アイスホッケー、アジアリーグのひがし北海道クレインズは20日、DF松井洸(23)との契約を解除したと発表した。

クラブによると9日に北海道警から連絡を受け、松井が刑事事件に関与した疑いで事情聴取を受けていることが判明。無期限活動停止の懲戒処分とした後、警察からの捜査協力要請にもとづき、被害者へのプライバシーを考慮して公表を控えていたという。

捜査終了後も、該当選手の将来を考え、慎重な対応を模索してきたとクラブ側は説明。しかしアスリートとして「相応しくない振る舞いが発生した」ことや、事実関係を確認するうえで「不誠実な対応が続き、信頼関係が大きく損なわれた」ことなどから、契約解除の判断に至ったとした。

事件の詳細についてはクラブは、「該当選手からの聞き取りの範囲でしか知り得ず、全容は把握できていない」としたうえで、「被害にあわれた方には、当社所属の選手による不始末につきまして、謹んで深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

松井は北海道・武修館高から法大を経て昨年暮れに入団。年代別の日本代表に選出されるなど、将来を期待されてきた。