報徳学園は土壇場の集中力が生きた。前半を7-21で折り返し、後半は2トライ2ゴールで同点。ロスタイムに得た正面約23メートルのPGをFB植田和磨(3年)が決めた。

勝利の瞬間に抱き合い、涙した植田は「人生で一番緊張して、一番ホッとした」。西條裕朗監督は「体を休めて、思い切って頑張るだけです」と中1日で臨む決勝を見据えた。