今年で89回目を迎えるジュニアの日本一決定戦が開幕した。開会式の後、アイスダンスからスタート。「うたしん」こと吉田唄菜(17=岡山ク)西山真瑚(18=早大)組が58・74点で首位発進した。

初日は入場無料の有観客で行われ、3組中2番目に登場。昨季から継続する「コーラスライン」で息を合わせ、シークエンシャルツイズルやローテーショナルリフトを成功させる。場内から拍手を浴びたツイズルでは2人ともレベル4でそろえ、ミッドラインステップシークエンスでは出来栄え点(GOE)2・26点を稼いだ。リフトもレベル4をマークした。

西日本選手権のRD(10月31日)は58・83点でわずかに下回ったものの、得点が出ると笑顔を見せて手を振った。

佐々木彩乃(広島ク)田村篤彦(正則学園高)組は「サウンド・オブ・ミュージック」を演じての36・85点で2位、山下珂歩、永田裕人組(ともにセント星ケ丘FSC)組は「ラ・ラ・ランド」で33・89点の3位だった。

フリーダンス(FD)は22日に行われる。【木下淳】