天理大が、苦しみながらも関学大に競り勝ち、リーグを首位で通過し、大学選手権への出場を決めた。

前半は14-17と、関学大にリードを許して終了。追いかける展開の後半19分、SO松永拓朗(4年)のトライで逆転。さらに、26-17と点差を広げた同30分、自陣から左に駆け上がったCTBシオサイア・フィフィタ(4年)がタックルされる寸前でノールックパス。受け取ったWTBマナセ・ハビリ(1年)から、松永につなぎ追加点を奪った。

関学大は3-7とリードされた前半28分、敵陣ゴールライン前約5メートルから右に展開。パスをつなぎWTB坂原春光(はるひろ、2年)が逆転となるトライを決めるも、後半に入ると、天理大に圧倒され、王者の牙城を崩すことはできなかった。

◆今季の関西大学ラグビー 昨季順位で奇数(A組)偶数(B組)の4チームに分け、総当たり3試合で同組内で順位付け。両組の同順位同士で順位決定戦を行い、上位3チームが大学選手権へ進む。各組1位の天理大、同大が出場を決め、29日の関学大-京産大戦で残り1枠が決定する。