女子SPは18年平昌五輪代表の坂本花織(20=シスメックス)が首位に立った。

2本目のジャンプは3回転ルッツ。実に「SPでは5年ぶり」という挑戦に成功してのノーミス演技で75・60点。胸の前で両拳を握って「やりましたぁ」と笑った。フランス人の振付師ブノワ・リショー氏からLINEが入り、苦手意識から避けていたルッツを導入することに。約2週間の調整ながら出来栄え点(GOE)2・01点を稼いで地力を示し、最後のスピンでは「曲の音より拍手が大きくて…やっと試合やな、と感じた」。今季初の有観客に感謝のトップ通過を決めた。