錦織、サーブを解禁か!? 開局30周年記念の「WOWOWテニスフェスティバル2020」が5日、さいたま市内で行われ、日本男子のエース、錦織圭(30=日清食品)、日本NO・2の西岡良仁(25=ミキハウス)、車いすテニス世界王者、国枝慎吾(36=ユニクロ)ら合計7選手が参加し、無観客での非公式戦が行われた。

錦織は、一般と車いすの選手が組むニューミックス・ダブルスに出場。国枝とのコンビで、当初は「まだ肩はリハビリ中なので、サーブはできません」。10月の全仏で痛めた右肩の影響で、全仏以降の大会はすべて欠場していた。

この日は、スタートから、自分のサーブの順番でも、国枝にお願いするなど、サーブは全面回避のはずだった。それが、3度目の順番で、突然、緩くだが、上から打つサーブを解禁。「リハビリ中だが、軽くは打てる」と、立て続けにサーブを打ち、リハビリの進展ぶりを見せた。

また、この日はテレビゲスト、インタビューアー、インスタライブ、選手と、シングルスのプレーこそなかったが、「今日は大変でしたね」と、獅子奮迅の活躍。今季、公で見せる最後のテニスの場で、元気な姿を見せた。

最後には、スイスの自宅からオンラインで、4大大会20度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)がサプライズ登場。「来年は東京五輪に行く。五輪で優勝するのは私の目標だ」と、あらためて出場の意思を示した。