フィギュアスケート女子の18年平昌五輪(ピョンチャン・オリンピック)銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ(21=ロシア)が9日、国営タス通信の取材に応じ、11月に新型コロナウイルスに感染していたことを告白した。

今季初戦の予定だった10月の国内ロシア杯第2戦を「背中の痛み」で欠場。1カ月以上、練習ができなかったといい、その背中が「良くなってトレーニングを再開しようと準備していた時、私は重大な病気になりました」と打ち明けた。

それが新型コロナ。当時は「風邪の詳細については触れたくない」としていたが、このほど、感染していたのか確認され「はい。病院で、肺に深刻な損傷があると診断されました。11月から12月の頭まで再び練習ができなくなりました」と認めた。

今月8日に練習を再開したことも明らかにしたが、医師からは負荷の高い練習は控えるよう勧められているという。24日から始まるロシア選手権(チェリャビンスク)を欠場することは既に決まっており「ファンを失望させたことは理解していますが、出場は不可能でした」とも語った。

秋から短期間で2度の長期離脱があった今季。「シニア6年目になりますが、私にとって最も難しいシーズンになりました」と振り返り、今後の見通しについては「できるだけ早く氷に乗りたい。次のシーズン、次の大会に備えたい」と今季中の復帰は断念する意向も口にした。