新潟県スポーツ協会表彰式が12日、新潟市中央区のホテルで開かれた。表彰されたのはスポーツ功労者賞(2人)、優秀指導者賞(3人)、公認スポーツ指導者賞(2人)、優秀競技者賞(31人)の受賞者。

全国高校陸上大会(10月=広島)の男子110メートル障害で優勝した近藤翠月(みづき、新潟産大付3年)は優秀競技者賞を受賞。同校陸上部の小林要監督(48)は優秀指導者賞を受賞し、師弟でのダブル受賞となった。

「最高の選手に出会えた」と小林監督は教え子を評した。コロナ禍でインターハイ、国体は中止になった。全国タイトルを奪取する機会は減ったが、近藤は10月の全国高校陸上大会の110メートル障害で13秒57(向かい風1・7メートル)で優勝し、全国の頂点に立った。小林監督は「苦しみを乗り越えてくれた」とたたえる。「先生と一緒に受賞できて財産になった」と話した近藤は来春、大学に進学して競技を続けるつもりでいる。「2024年パリオリンピックを視野に入れる」と大きなハードルを越える決意だった。