新型コロナウイルスの感染者が出た影響でリーグ最終節を棄権していた東海大(関東リーグ戦1位)が、2大会連続の4強を逃した。

全体練習の再開は1週間前の12日。木村季由監督は「我々は学生とも『言い訳にするんじゃなくて、できることを最大限やろう』と取り組んできましたので、こうやって、今日が迎えられたことが全てかなと思います」と振り返った。

試合は前半5分にWTB杉山祐太(4年=東海大相模)のPGで先制。だが、同38分に逆転を許し、一時は11点差となった。それでも後半26分、モールから途中出場のFW土一海人(3年=東海大相模)のトライで6点差に迫った。

最後まで懸命の攻撃を見せたが、あと1歩届かず。NO8吉田大亮主将(4年=東海大仰星)は「結果は負けてしまいましたが、何か1つでも伝わればうれしく思いますし『やってきたことは間違いなかった』と胸を張って思います。4年間の中でベストゲームだと思います。仲間を誇りに思いますし、全ての方々に感謝したいです」と力を込めた。【松本航】