カーリングの日本トップが集う強化試合が20日、長野・軽井沢アイスパークで最終日を迎えた。コロナ禍で中止となったワールドツアー軽井沢国際の代替大会で、男女4チームずつが参加して、総当たりの1次リーグと決勝が行われた。

女子は、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが優勝した。1次リーグを3戦全勝で突破。決勝では2月の日本選手権決勝を戦った中部電力と対戦。第1エンド(E)に3得点を奪って試合を優位に進めた。

最終10Eにスキップ藤沢五月(29)がラストストーンをハウスに寄せて9-6で勝利した。藤沢は「1番大きいのは第1Eの3点。常にリードして試合を進められた。勝ちきれたのは自信を持ってもいいかな。でもまだ完璧じゃないので伸ばしていきたい」とした。

ロコ・ソラーレは、来年2月の日本選手権(北海道・稚内)で連覇を達成すれば、22年北京五輪まで見据えた日本代表に決まる。来年3月の世界選手権(スイス)で上位に入って五輪出場枠を確保すれば、そのまま五輪代表が決まる。

男子は札幌国際大が、7-6でコンサドーレ札幌を破って優勝した。