3大会連続10度目の出場となった米子工(鳥取)は、「1回戦の壁」を越えられなかった。過去9度の出場はすべて1回戦敗退。今大会こその2回戦進出を狙ったが、強豪・京都成章(京都)に129-0で敗れた。

今季は新型コロナウイルスの影響で、4月末から5月上旬は休校。部活動の再開は6月初旬となった。まずは体力を戻すために、基礎練習。夏休み直前にコンタクト練習を再開するなど、思うように練習ができず、実戦不足が続いた。隣県の高校との合同練習で経験を積み、迎えた晴れ舞台だったが、1トライも奪うことができず、姿を消した。

メンバーの大半は1、2年生で構成され、人数不足は否めなかった。WTB今井はバスケット部を引退後に、ラグビー部に入部した「借り物部員」。それでも花園の地で奮闘を見せた。