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今日の誕生日

キーファー・ハベル(1989年)

米国の元男子アイスダンス選手。妹マディソンとのカップルで06年ジュニアGPファイナル優勝、10年4大陸選手権3位など

村上大介(1991年)

日本の元男子シングル選手。9歳で移住した米国で競技を始め、全米選手権のジュニア部門などで活躍。07-08年から所属を日本に移し、07年全日本選手権5位で新人賞。トーループとサルコーの2種類の4回転ジャンプを武器に、GPシリーズでも存在感を示し、14年NHK杯で優勝。18年6月に現役引退を発表した。

高橋成美(1992年)→Pick Up!


Pick Up! 高橋成美

日本のペア競技に大きな功績を残した女子スケーターが28歳になりました。

12年3月のフランス・ニース。バカンス客が多く、温暖な気候の中で行われた世界選手権、フリーを終えた直後でした。「世界で自分が一番幸せ。SPの3位で十分満足だったのに…」。声を弾ませに弾ませて喜ぶ姿がありました。

盟友のマービン・トランと臨んだたフリーで、SPに続き自己ベストを更新。189・69点の3位に入り、同種目の日本代表では五輪も含め史上初のメダリストとなりました。


2011年全日本選手権の高橋、トラン組
2011年全日本選手権の高橋、トラン組

ペア、アイスダンスと男女2人で滑る種目は日本の鬼門でした。リフトなどの大技があり、一般滑走では練習が難しく、貸し切りには費用がかさみます。シングルよりも競技を続けるハードルが高く、米国、ロシアのような4種目とも有力選手がそろう「フィギュア大国」にむけて、環境の制約が大きかった現実がありました。

そこに登場したのが高橋・トラン組でした。千葉県で生まれ、5歳でスケートを始めた高橋さんが、ペア競技に出合ったのは父の転勤で12歳で移住した中国のリンクでした。ツイストリフトの感触に「興奮しました! 怖いものなしで、高いところ、危険なものが好きな私に合ってるなって」と振り返ります。ジェットコースターなどが大好きな少女の進む道が決まりました。

3人目のパートナーのトランさんとカナダで出会ったのは07年。銅メダル獲得後に「ペアの歴史を刻みたかった。2人で頑張ってよかった」と誇らしげにコメントを残しています。

12年には左足の大けがで半年の休養を余儀なくされながら、14年ソチ五輪出場を目指しました。同年12月にトランさんとのペアを解消し、13年1月に木原龍一さんと新コンビを結成しました。

同年9月のネーベルホルン杯で五輪出場権を得て、14年2月の本番では団体戦のメンバーとして5位、個人ではSP18位で、16組が進むフリー進出を惜しくも逃しました。

18年3月に現役を引退。20年7月には松竹芸能に所属し、タレント、解説者としても活躍されています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年12月25日
2020年12月25日

20年12月25日、全日本フィギュアスケート選手権・男子SPを前に上着を脱ぐ羽生結弦(代表撮影)。


今日の出来事

フィギュアスケートのソチ五輪金メダリストの羽生結弦が、野球界の新旧スター2人から刺激。(2016年)

テレビ朝日トップスポーツ賞でビッグスポーツ賞を受賞。入り口から側転しながら登場し、壇上で同世代のプロ野球大谷翔平と軽妙なトークを繰り広げた。

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