女子バスケットボールWリーグは7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い首都圏1都3県に緊急事態宣言が発出されたことを受け、東地区の1月のリーグ戦を中止することを決めた。

東地区所属の新潟BBラビッツは9、10日の日立ハイテク戦(静岡市中央体育館)、15、16日の富士通戦(東京・大田区総合体育館)の計4試合が中止。再開予定の2月13、14日、ENEOS戦(ウイングハット春日部)に向けて仕切り直しになった。中止になった4試合が延期として組み込まれるのかは今後決定する。

練習後、大滝和雄監督(75)が選手、スタッフを集めて事情を説明した。日立ハイテク戦は昨年11月の秋田銀行との皇后杯1回戦以来の公式戦。負傷していた主将のF北川直美(26)、F中山樹(24)、F金沢みどり(24)、体調不良でチームを離れていたG二渡琴音(23)が復帰し、今季初めて全12選手がそろって迎える試合になるはずだった。北川は「やっと選手がそろったし、やりたかった」。同時に「再開までの時間を利用してもっと強度を上げる練習をしていく」と前を向いた。

新潟はリーグ戦で開幕から10連敗中。皇后杯も初戦で敗れ、今季は公式戦未勝利。大滝監督は「序盤に比べれば全体的に良くなってきた。もう1回作り直す。練習試合なども考えながらやっていきたい」とチーム再構築の期間ができたことをプラスに捉えていた。