緊急事態宣言が13日に発令される大阪で開催中の全日本卓球選手権(17日まで、大阪・丸善インテックアリーナ大阪)について、大会実行委員長で日本卓球協会専務理事の星野一朗氏が同日、オンラインで会見し、同選手権を続行する方針を示した。星野専務理事は「先週、最終的に開催を決める段階で、大阪に緊急事態宣言が出ることは想定していた」と話した。

同選手権は無観客開催、ダブルスを外し、競技種目を縮小、会場内スタンドは1席ずつ空けて使用するなどの感染予防対策を実践しており、新たな施策は打ち出さない方針。同専務理事は「うつさない、うつされないことを徹底している。選手には宿泊先の施設でもその意識を強く持ってもらい、大会を無事に終えたい」と話した。

またシーズン中のTリーグは女子の試合が22、23、24日に大阪・門真市の東和薬品RACTABドーム、28、29日に大阪・貝塚市立総合体育館で予定されている。人数を絞り、有観客で開催予定。同専務理事は「やる方向で考えている」とした上で、観客の有無について「会場のある自治体と相談して、収容する客数などを決めてきた。喫緊の試合については無観客にすることも考えていきたい」と話した。飲食店等の時短営業終了時間=午後8時をめどに、開催時間の繰り上げも検討するという。