男女ともに初優勝で決着した。女子は掛川大浜中(西部1位)がフルセットの末、新居中(西部2位)を2-1で振り切った。

   ◇   ◇   ◇

女子は、掛川大浜中が新居中との激戦を制した。自身の一打で初Vを決めたエース金原優希主将(2年)は、安堵(あんど)の表情で「自分が決めきれず、みんなに助けてもらっていたので、『最後は自分が』という思いでした」と振り返った。

前回大会は4強止まり。チームは、悔しさを糧に練習に打ち込んできた。大会前には、校長から特別に許可を得て、平日の練習時間を2時間延長し遂行。そこで培った技術、精神力を決勝の舞台で発揮した。金原は「終盤の苦しいときも、皆で足を使ってレシーブができた。守りからリズムを作れた」と手応えを示す。

ただ、自身の出来には不満が残ったようで、「チームが苦しいときに盛り上げられるように、サーブやスパイクを磨いていきたい」。目標である夏の全国大会出場に向けては「この優勝で気を抜かず、もっと練習を頑張りたい」と、気を引き締めた。【河合萌彦】