ラグビーのトップリーグ(TL)は14日、オンラインで記者会見を開き、新型コロナウイルスの影響で16日に予定していた開幕の延期を発表した。

開幕日は2月初旬から中旬ごろを見込み、大会方式の変更を予定している。TLからは14日午後0時半の会見開始時点で、トヨタ自動車、サントリー、キヤノン、東芝、神戸製鋼、NECから、関係者計62人の陽性判定を確認している。

TLの太田治チェアマン(C)、日本協会の岩渕健輔専務理事が出席した会見の、主な一問一答は以下の通り。

-開幕が遅れる

岩渕専務理事 現状のフォーマットでは(リーグ成立条件の)75%を満たす可能性が低い。早い段階で決断した。今回の延期はリーグを成立させるための、最善の考え方ということで決断しました。

-開幕日は

太田C 2月の上旬から中旬にスタートできればと思っています。会場の問題、調整事項が入ってくる。近日中に皆さんにお伝えしたい。

-リーグ終了の5月23日を遅らせることは

太田C 基本的には同じスケジュールでいこうと思う。23日が最終と考えている。後ろから逆算をして、どういうタイミングでできるかというのを基本で考えています。

-TL内で陽性者が増えている

岩渕専務理事 12月末に全チーム全選手の検査をしています。数週間しかたっていないにも関わらず、陽性者が増えた。このような事態が起きている原因は、今後の対策に向けても、生かしていかないといけない。

-12日の記者会見で「競技における感染は確認されていない」と答えていた

太田C はい、そういった認識でおります。

-プライベートな場面での感染か

太田C そういった突っ込んだ情報も、チームにヒアリングをしている最中。プライベートなところは、これからとなります。現時点ではお答えできません。

-当初、開幕節は国立競技場で試合が組まれていた

太田C 国立の開催につきましては、五輪の準備と言うことで、あの日時がギリギリ。新たに国立でやることは厳しいと認識しています。