卓球のTリーグは20日、今季初めて有観客で試合を開催した。埼玉・朝霞市立総合体育館で行われた男子の彩たま-東京に、206人の観衆がつめかけた。東京では五輪代表の張本智和(17)、水谷隼(31)、17日に閉幕した全日本選手権で初優勝したばかりの及川瑞基(23)が出場。試合は4-0で東京が圧勝した。

全日本で本調子が出ずベスト8で姿を消した張本は神巧也を3-0のストレートで下した。Tリーグは全日本のように試合中に大声を上げることは禁じられておらず得点のたび「チョレイ」と声を上げ、自分の気持ちを高めていた。

試合を終え張本は、全日本の結果について「もう落ち込みはない」と述べた。この日の試合については「久々に観客の前で試合をして全日本より2、3倍緊張した。早く有観客に慣れて、皆さまに良いプレーを見せたい」と語った。