浦松千聖(中京大中京3年)は56・30点だった。2本目の3回転ルッツは転倒したが、最初のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプ、最後のダブルアクセル(2回転半)は着氷。「最終滑走には届かなそうですが…」と不完全燃焼だったものの、翌24日の決勝(フリー)進出は確実とした。

同じ高校の後輩である1年生コンビの松生理乃がA組で、横井きな結がB組で首位だっただけに「2人とも1位だったので、プレッシャーになって緊張してしまった。2人とも頼もしくて団体戦優勝は確実だし、いつも練習しているので普段の個人競技とは違う絆も良かったんですが、ミスが出てしまった」と反省しつつ「フリーは特に練習を頑張ってきたので、集中し直したい。後半のジャンプ3本を決めたい」と切り替えた。

卒業後の進路については「そのまま中京大へ行きます」と明言。スポーツ科学部の競技スポーツ科学科に進学する。今季の全日本ジュニア選手権は9位、全日本選手権は23位。高校最後のインターハイで有終の美なるか。その後も、今月27日から愛知県代表として地元での冬季国体(名古屋)に出場する予定となっている。【木下淳】