早大ラグビー部は7日、OBの大田尾竜彦氏(39)が4月1日付で新監督に就任すると発表した。

03年度の主将で、現在はトップリーグのヤマハ発動機でコーチを務めていた。部を通じ「早稲田大学ラグビー蹴球部の監督という重責に身の引き締まる思いと同時に、環境を整えていただいたヤマハ発動機の皆様に深く感謝しております。学生たちとともに日本一奪還にむけて全力で取り組んでいきます」とコメントした。

18年度に就任し、19年度の全国大学ラグビー選手権で11季ぶりの優勝。20年度の同大会でも準優勝と名門を立て直した相良南海夫監督(51)は勇退する。

「私事ながら、本年3月31日付をもって監督を退任することとなりました。『連覇』を懸けた今シーズンでしたが、決勝戦で天理大学に屈し、2年連続の『荒ぶる』はかないませんでした。期待を込めて応援いただいた皆様に対してはもちろん、特に今シーズンはコロナ禍でさまざまな制約がある中でも一点の曇りもなく『荒ぶる』のために日々努力を重ねた部員たちを優勝に導けず、監督として大変申し訳なく思っております」

「学生、コーチングスタッフと悔しさも喜びも共有して過ごした3年間は、私の人生のとってかけがえのないものです。そして、応援してくださった皆様はもちろんのこと、大学関係者やOB会等、ご支援いただいた全ての方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。最後に、新たなシーズンにおきましても、温かなご声援、ご支援を賜りたく、引き続き何とぞよろしくお願い申し上げます」などとコメントした。