関西学院は敗れながらも、随所に強さの片りんを見せた。前半開始早々、ゴール前に攻め込まれた場面からターンオーバー、FB武藤航生主将(2年)が約80メートルを走りきって先制トライを決めた。前半終了間際には、WTB立巳竜の介(2年)がラックのブラインドサイドをつき、強さと速さのトライを奪い、14-15で折り返した。

BKの決定力は高い。それでも、武藤主将は「惜しい試合とは思いますが、惜しくても負けは負け。相手ディフェンスラインの裏のスペースをうまくつけなかったです」という。

2年生がマネジャー1人を含めて12人と少なく、この日のスタメンで6人だけ。下級生が過半数を占める若いチーム。シードで臨んだ花園では、流通経大柏に2回戦で苦杯を喫した。

フィジカル負けした反省から、新チーム始動から各自が「食事ノート」を作り、朝、昼、夕食に補食まで何を食べたか記録している。強い体で、強いチームへ。階段を1つずつ上っていく。