ホワイト・カンファレンスのヤマハ発動機が白星発進した。

前半はミスも目立ち2トライにとどまったが、後半はWTBマロ・ツイタマ(24)のハットトリックを含む6トライを量産した。堀川隆延監督(47)は「今日の結果は“開幕戦は難しい”という、その一言に尽きます」と苦笑い。ロック大戸裕矢主将(30)も「久しぶりの公式戦で“何が起きるかわからない”と思っていた。予測できないミスがたくさんあった」という。

ヤマハ発動機にあって大きな注目ポイントは、今季限りでの引退を表明している元日本代表FB五郎丸歩(34)の存在だ。この日は登録メンバー23人から外れた。

戦術面、調整面のチーム事情を踏まえた上で、堀川監督は「彼は(本来の開幕だった)1カ月前にはメンバーに入っていた。オフもグラウンドに来て、本当にちゃんと調整ができていた」と明かした。

コロナ禍で開幕が1カ月延びたことが“誤算”だったようで「メンタル的に難しかったのかもしれない」と調整不足をにおわせた。「しかし、これから彼が出てくる場面はあります。楽しみにしていてください」と話した。

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