NBAのウィザーズに所属する八村塁(23)が22日(日本時間23日)、敵地ロサンゼルスでのレーカーズ戦で先発して約37分間プレーし、8試合連続2桁の15得点で、前年優勝チームからの金星奪取に貢献した。ファイナルMVPのレブロン・ジェームズとのマッチアップに奮闘するなど、6リバウンド、1スチール。チームは延長の末に127-124で競り勝ち、5連勝とした。

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劣勢から盛り返して同点とした最終クオーター残り約6分、八村がチームをさらに勢いづかせた。速攻から走り込んでパスを受けると、ファウルを受けながらも左手で勝ち越しのダンクをたたき込み、直後のフリースローも成功。残り約2分にはリードを広げる3点シュートも決めた。延長突入後もコートを走り続け、王者撃破に貢献。試合途中に主力のビールから積極的にプレーするよう助言を受けたそうで、「後半はそれを意識した」。

守備でも光った。“キング”の称号で知られるジェームズと対峙(たいじ)し、ひるむことなくプレー。「世界一の選手で体格もあり、すごく強かったが、できるだけのことをできた。それが勝利につながった」と胸を張った。

自身は8試合連続2桁得点で、チームは3年ぶり5連勝。その勢いを、さらに加速させていく。