国際オリンピック委員会(IOC)は24日の理事会で、2032年夏季五輪・パラリンピックの最優先候補地としてオーストラリア東部のブリスベンを選定し、本格的な協議に入ることを決めた。既存施設を活用する計画や、7~8月が冬となる南半球の気候を評価した将来開催地委員会から推薦を受けた。同国は00年シドニー大会以来の五輪開催に前進した。

IOCは招致熱の冷え込みを受けて19年に選定の仕組みを大幅に変更し、決定は原則7年前としていた規定を撤廃。興味を示す候補と個別に対話しながら、有力都市を早めに確保する戦略に転じた。決定時期は未定だが、開催の約10年前に決まる可能性も出てきた。

将来開催地委員会がブリスベンとの協議を経て開催条件を満たしていると判断した場合、最終報告を受けた理事会が総会に推薦して決定を諮る。32年五輪には南北共催案の韓国と北朝鮮や、インドネシア、インド、ハンガリー、カタールも興味を示していた。24年はパリ、28年はロサンゼルス開催が決まっている。(共同)