第7回全日本ジュニア(U-17)水球選手権が18日、新潟県立柏崎アクアパーク(柏崎市)で開幕する。女子の静岡県選抜チームは、昨年1月の東海ブロック予選で優勝し、同選手権に初出場する。予選を一緒に戦った高校3年生4人はコロナ禍で、以降の公式戦がないまま昨夏引退。斉藤未来(みく)主将(磐田西高2年)は「先輩たちの分まで頑張り、全国優勝を目指します」と力を込めた。

予選優勝で出場するはずだった昨年3月の第6回選手権は、新型コロナウイルスの影響で中止された。今年の東海ブロック予選も行われなかったが、選手権開催は決定。前回予選の結果により、出場が決まった。公式戦は優勝した予選以来、1年2カ月ぶり。

チームの得意プレーは速攻。相手からボールを奪い、敵陣に攻め込む大橋麦(磐田西高2年)にパスして、得点につなげる。18日の1回戦では、攻守の1対1に強い神奈川県選抜と対する。斉藤未は「チーム全体でボールキープ力とパスの精度を高めて、大差で勝ちたい」と意気込んだ。

指導する伊藤仁監督(32=袋井商高教諭)は、斉藤未と大橋を中心に攻める意向を強調。「ガンガン泳いで敵の隙を突くカウンター攻撃を仕掛けていきたい」と話した。【倉橋徹也】