東京五輪卓球男子代表の水谷隼(31=木下グループ)が17日、静岡県磐田市立総合病院に、自らが監修するレトルト食品「水谷隼 ハンバーグハヤシ」を210食寄贈した。出身地の磐田市で、新型コロナウイルス感染者の治療に携わる医療従事者を応援する気持ちを込めて贈った。

この日、同病院で行われた寄贈式には、母万記子さんが代理で出席。「日々、市民のみなさんの健康を一生懸命預かってくださっている。少しでも、心が休まる時間ができますように」と願った。贈られた商品は、コロナ患者の対応にあたる職員を中心に配られるという。鈴木昌八病院長は「いろいろな思いを抱えながら取り組んでくれている職員の心に、少しでも栄養が届けられればと思います」と、感謝した。

水谷は、男子団体、混合ダブルスの代表として自身4度目となる五輪に挑む。鈴木病院長は「職員全員で水谷選手を応援します」と誓っていた。【前田和哉】