フィギュアスケートの世界選手権は24日、スウェーデンのストックホルムで開幕する。

最初の種目は女子ショートプログラム(SP)。日本勢は紀平梨花(18=トヨタ自動車)、坂本花織(20=シスメックス)、宮原知子(22=関大)が出場する。上位2人の合計順位「13」以内で、22年北京五輪の出場枠最大3が手に入る。

主な選手の滑走順、予定時間、実績(自己ベストは国際スケート連盟公認得点)、寸評は以下の通り。

〈28〉日本時間午後10時32分

エリザベータ・トゥクタミシェワ(24=ロシア連盟)

自己ベスト=SP80・54点(世界4位)、フリー153・89点(世界6位)、合計234・43点(世界5位)

10代の存在感が高まるロシアで輝きを放ち続ける24歳。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が武器。15年世界選手権優勝

〈34〉同11時18分

アレクサンドラ・トルソワ(16=ロシア連盟)

自己ベスト=SP74・95点(世界12位)、フリー166・62点(世界1位)、合計241・02点(世界2位)

昨季シニア1年目だった「ロシア3人娘」の1人。男子でも高難度の4回転ルッツなどを武器に、フリーで高得点が期待される。18、19年世界ジュニア選手権優勝

〈35〉同11時24分

アンナ・シェルバコワ(16=ロシア連盟)

自己ベスト=SP78・27点(世界5位)、フリー162・65点(世界2位)、合計240・92点(世界3位)

「ロシア3人娘」の1人。4回転ルッツを組み込み、20年12月のロシア選手権で3連覇するなど今季好調。19年グランプリ(GP)ファイナル2位

〈36〉同11時半

坂本花織(20=シスメックス)

自己ベスト=SP76・95点(世界7位)、フリー146・70点(世界12位)、合計223・65点(世界11位)

高さのあるフリップ-トーループの連続3回転が得点源。完成度の高さで勝負。20年NHK杯でグランプリ(GP)シリーズ初優勝

〈37〉同11時37分

宮原知子(22=関大)

自己ベスト=SP76・08点(世界9位)、フリー145・85点(世界13位)、合計219・71点(世界13位)

経験豊富、表現の引き出しが増す22歳。世界選手権で2位、3位を1度ずつ経験。18年平昌五輪4位入賞

〈38〉同11時43分

ブレイディ・テネル(23=米国)

自己ベスト=SP75・93点(世界11位)、フリー150・83点(世界8位)、合計225・64点(世界9位)

身長168センチと長身。年々、表現力に磨きをかけている。20年4大陸選手権3位

〈39〉同11時49分

紀平梨花(18=トヨタ自動車)

自己ベスト=SP83・97点(世界2位)、フリー154・72点(世界5位)、合計233・12点(世界6位)

20年12月の全日本選手権フリーで初めて4回転サルコーを成功。高い安定感を誇る3回転半と組み合わせる。19、20年4大陸選手権優勝