2019年世界選手権を制した女子57キロ級の出口クリスタ(カナダ)が初戦の2回戦から4試合を制して頂点に立った。

出口は頂点への執念を燃やした。前週のグランドスラム・トビリシ大会で昨年2月以来の国際大会に臨んだものの3位。世界女王の闘争心に火がついたようだ。力強く相手を組み止め、足技を中心に勝利を重ねた。

同じカナダ勢で東京オリンピック(五輪)代表を争うクリムカイトとの決勝は接戦となった。互いに決め手のないまま迎えた延長の4分すぎ。担ぎ技を偽装攻撃と判定された好敵手が3つ目の指導を受け、優勝が決まった。

母が日本人で山梨学院大在学中には日の丸を背負ったこともあるが、父の母国カナダの代表で五輪を目指す25歳。延期決定から約1年、再び夢に挑戦している。(共同)