女子200メートルバタフライは長谷川涼香(21=東京ドーム)が2分7秒24で3連覇を達成し、2大会連続の五輪代表に決まった。序盤からトップに出て、逃げ切った。一発勝負の舞台だけに「本当にこの選考会は心臓に悪い」。緊張から解放されて、笑顔がはじけた。

東京・淑徳巣鴨高-日大と池江の1学年上。仲良しの後輩と一緒に五輪へ行ける。「この1年でここまで復活するのは璃花子の努力でしかない。気持ちの強さ、努力に本当に感動した。璃花子が(代表入りを)決めたので、自分も頑張らないと思って頑張りましたし、また五輪に行けるのはすごくうれしい」と話した。

リオ五輪後には伸び悩んだが、父滋さんから指導を受けるようになり、輝きを取り戻した。自己ベストは昨年8月の2分5秒62で、それは19年世界選手権の金メダルを上回っている。「今年の目標は日本新記録」と2分4秒69をにらんだ。