東京オリンピック(五輪)代表選考を兼ねた競泳日本選手権。

男子200m平泳ぎ決勝に佐藤翔馬(20=東京SC)が出場し、2分6分40の日本新記録で優勝した。

2位には武良竜也(24=BWS)が2分7秒58で入り、ともに派遣標準記録2分8秒28を突破して東京五輪代表に内定した。佐藤は世界記録まであと0秒28の泳ぎだった。

前世界記録の2分6秒67を持つ渡辺一平(24=トヨタ自動車)は2分8秒30の3位で東京切符を逃した。


男子100メートル自由形で優勝し2位の松元(左)、3位の関(右)と記念写真に納まる中村(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形で優勝し2位の松元(左)、3位の関(右)と記念写真に納まる中村(撮影・菅敏)

男子200メートル平泳ぎ決勝 日本新記録で優勝し、2位の武良(左)と3位の渡辺(右)と記念写真に納まる佐藤(撮影・菅敏)
男子200メートル平泳ぎ決勝 日本新記録で優勝し、2位の武良(左)と3位の渡辺(右)と記念写真に納まる佐藤(撮影・菅敏)

池江璃花子、次は8日の100メートル自由形 400メートルリレーのメンバーに入る可能性も

池江璃花子が五輪代表2種目目視界「自信がある」100m自由形で決勝進出


(注)※は派遣標準記録。


<4月7日>

▼男子100m自由形 ※48秒33

(1)中村克  48秒23 ☆代表内定(☆400mリレーでも代表内定)

(2)松元克央 48秒37(☆400mリレーで代表内定)

(3)関海哉  48秒87(☆400mリレーで代表内定)

(4)難波暉  48秒88(☆400mリレーで代表内定)

中村克が2大会連続の五輪代表入り「47秒を狙っていたので少し悔しい

中村克に続き松元克央、関海哉、難波暉もリレー代表に 選考基準満たす


男子100メートル自由形決勝で勢いよく飛び込む2位の松元(代表撮影)
男子100メートル自由形決勝で勢いよく飛び込む2位の松元(代表撮影)
男子100メートル自由形で優勝した中村(代表撮影)
男子100メートル自由形で優勝した中村(代表撮影)
男子100メートル自由形決勝で2位の松元(代表撮影)
男子100メートル自由形決勝で2位の松元(代表撮影)
男子100メートル自由形決勝で、健闘をたたえ合う優勝の中村(左)と2位の松元(代表撮影)
男子100メートル自由形決勝で、健闘をたたえ合う優勝の中村(左)と2位の松元(代表撮影)
男子100メートル自由形で優勝し3位の関海哉(右)と喜ぶ中村克(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形で優勝し3位の関海哉(右)と喜ぶ中村克(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形で優勝しサムアップポーズをとる中村(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形で優勝しサムアップポーズをとる中村(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形決勝のレースを終え健闘をたたえ合う、左から4位の難波、優勝した中村、3位の関、2位の松元。400メートルリレーで東京五輪代表に決まった(代表撮影)
男子100メートル自由形決勝のレースを終え健闘をたたえ合う、左から4位の難波、優勝した中村、3位の関、2位の松元。400メートルリレーで東京五輪代表に決まった(代表撮影)
男子100メートル自由形で2位の松元は、笑顔を見せる(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形で2位の松元は、笑顔を見せる(撮影・菅敏)
男子100メートル自由形で東京五輪代表内定を決めた優勝の中村は笑顔でインタビューを受ける(代表撮影)
男子100メートル自由形で東京五輪代表内定を決めた優勝の中村は笑顔でインタビューを受ける(代表撮影)

▼ 女子200mバタフライ ※2分08秒43

(1)長谷川涼香 2分07秒24 ☆代表内定

(2)牧野紘子  2分08秒66

(3)林希菜   2分08秒76

長谷川涼香200mバタフライ優勝!東京五輪切符つかんだ


女子200メートルバタフライ決勝 力泳する長谷川涼香(撮影・菅敏)
女子200メートルバタフライ決勝 力泳する長谷川涼香(撮影・菅敏)
女子200メートルバタフライ決勝のレースを終え、健闘をたたえ合う優勝した長谷川(右)と2位の牧野(代表撮影)
女子200メートルバタフライ決勝のレースを終え、健闘をたたえ合う優勝した長谷川(右)と2位の牧野(代表撮影)
女子200メートルバラフライで優勝し、ガッツポーズを見せる長谷川(撮影・菅敏)
女子200メートルバラフライで優勝し、ガッツポーズを見せる長谷川(撮影・菅敏)
女子200メートルバタフライで東京五輪代表内定を決め、笑顔でインタビューを受ける優勝の長谷川(代表撮影)
女子200メートルバタフライで東京五輪代表内定を決め、笑顔でインタビューを受ける優勝の長谷川(代表撮影)
女子200メートルバタフライで優勝した長谷川。左は2位の牧野、右は3位の林(代表撮影)
女子200メートルバタフライで優勝した長谷川。左は2位の牧野、右は3位の林(代表撮影)


男子200メートル平泳ぎ決勝 日本新記録で優勝した佐藤(撮影・菅敏)
男子200メートル平泳ぎ決勝 日本新記録で優勝した佐藤(撮影・菅敏)
男子200メートル平泳ぎ決勝で2位の武良(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎ決勝で2位の武良(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎで3位の渡辺(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎで3位の渡辺(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎ決勝 日本新記録で優勝し、武良(右)と喜ぶ佐藤(撮影・菅敏)
男子200メートル平泳ぎ決勝 日本新記録で優勝し、武良(右)と喜ぶ佐藤(撮影・菅敏)
男子200メートル平泳ぎで共に東京五輪代表内定を決め喜ぶ、優勝の佐藤(左)と2位武良(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎで共に東京五輪代表内定を決め喜ぶ、優勝の佐藤(左)と2位武良(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎで東京五輪代表内定を逃し、浮かない表情の3位渡辺(代表撮影)
男子200メートル平泳ぎで東京五輪代表内定を逃し、浮かない表情の3位渡辺(代表撮影)

▼男子800m自由形 ※7分48秒12

(1)黒川紫唯 7分49秒55 ※日本新記録

(2)竹田渉瑚 7分50秒42

(3)中島涼  7分58秒44


男子800メートル自由形決勝 力泳する黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 力泳する黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝で2位の竹田(代表撮影)
男子800メートル自由形決勝で2位の竹田(代表撮影)
男子800メートル自由形決勝 男子800メートル自由形決勝 日本新記録で優勝し笑顔を見せる黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 男子800メートル自由形決勝 日本新記録で優勝し笑顔を見せる黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 日本新記録で笑顔を見せる黒川。右は2位の竹田(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 日本新記録で笑顔を見せる黒川。右は2位の竹田(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 日本新記録で優勝しスタンドに手を振る黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 日本新記録で優勝しスタンドに手を振る黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝のレースを終え引き揚げる2位の竹田(代表撮影)
男子800メートル自由形決勝のレースを終え引き揚げる2位の竹田(代表撮影)
男子800メートル自由形決勝 日本新記録で優勝し2位の竹田(左)、3位の中島(右)と記念写真に納まる黒川(撮影・菅敏)
男子800メートル自由形決勝 日本新記録で優勝し2位の竹田(左)、3位の中島(右)と記念写真に納まる黒川(撮影・菅敏)

◆代表選考方法 競泳代表選考は単純明快だ。日本水連が定めた派遣標準記録(19年世界選手権決勝ライン)をクリアして2位に入れば代表内定。対象は決勝1本だけ。過去に選考で物議を醸した反省から04年アテネ五輪で導入。「一発勝負」の修羅場をくぐり抜ける経験が、競泳界の隆盛を支えている。

例外はない。16年リオ五輪選考では北島康介が100メートル平泳ぎ準決勝で同記録をクリアして1位通過。だが決勝は2位で同記録をクリアできず現役引退した。

リレー種目は、リレー派遣標準記録が設定されている。400メートルリレーは100メートル自由形、800メートル自由形は200メートル自由形で同記録を突破して4位になれば内定。同記録を突破できなければ、4位以内でも代表から漏れる可能性がある。