渡部香生子(24=JSS)は2冠を達成した。平泳ぎで女子100メートルに続き、200メートルも2分23秒04で優勝。ともに派遣標準記録を上回っており、個人2種目で東京五輪の代表に内定した。2分22秒台に届かなかったタイムには満足していないが、「決めるところは決められた。ほっとしている」と話した。

五輪は15歳だったロンドン、19歳だったリオに続き3大会連続となる。過去の大会では本来の力を出せなかっただけに「出るだけではダメ。メダルを取れるチャンス。悔いのないように練習したい」。不振の時期もあったが、周囲に支えられて今がある。「コーチ、家族…。結果が出なくてつらい時に支えてくれた。1人ではこういう結果は出せなかった」。そう感謝を述べると、涙がこぼれた。