国際水連は9日、飛び込みのW杯を5月1~6日に東京で実施すると発表した。中止の意向を示していたが、東京オリンピック(五輪)最終予選とテスト大会を兼ねて開催する。

東京五輪組織委員会は10日、この件について、次のように発表した。

「国際水泳連盟(FINA)が主催するオリンピック予選3大会の実施について、主催者であるFINA、日本水泳連盟、また関係機関であるスポーツ庁、内閣官房、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、東京2020組織委員会の7者で協議して参りました。その結果、FINA飛込ワールドカップ2021を5月1日~6日に開催することをFINAが発表致しました。同大会は当初の予定通り、東京2020大会の予選会、且つテストイベントとして東京(日本)にて実施されます。大会関係者の5月中の日本への入国、並びに現地での受け入れ体制について詳細な手順が確定された結果として決定されました」

また5月1~4日に東京開催を予定していたアーティスティックスイミング(AS)の五輪予選については「開催に向け関係者の間で引き続き協議を継続し、近日中に結論を出す予定です」とした。

5月29、30日に福岡で実施が予定されていたオープンウオーターの五輪最終予選は、過去に五輪予選の開催実績があるポルトガル・セトゥバルで6月19、20日に開催することが決まった。