東京五輪で卓球男子代表の丹羽孝希(26=スヴェンソン)が12日、埼玉県内で行われたTリーグ彩たまの入団会見に出席した。丹羽は移籍を決めた理由について「彩たまは24時間使える専用の練習場があり、坂本監督や岸川(聖也)さんの経験豊富なコーチや強いチームメートがいるので自分がさらに成長できる環境だと感じた」と語った。

約3カ月後に迫った東京五輪について「コロナの影響があり、本当に東京五輪が開催されるかどうかが分からない」と答えた。記者から国際オリンピック委員会(IOC)や政府、大会組織委員会が開催方針を示していると説明を受けても「実感が湧かない。伝わって来ない」と心境を吐露した。

それでも「開催されると思って」準備している。来月予定されていた中国での国際大会が五輪後に延期となり「ぶっつけ本番での五輪となるが、自分としてはその方が(上位ランクの海外選手とやる上で)やりやすい」と落ち着いていた。

この日、ゴルフのマスターズで松山英樹が日本人初優勝した所感を聞かれ「松山選手の優勝、水泳の五輪選考会を見ていて徐々に五輪が近づいているなと思う。自分もギアを入れて調子を上げていこうと思う」と刺激を受けていた。【三須一紀】

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