午後4時25分からのショートプログラム(SP)を控える女子の日本代表が、午前練習を終えた。

紀平梨花(18=トヨタ自動車)はSP「ザ・ファイア・ウィズイン」の曲をかけて通し練習。冒頭、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めた。腰痛を訴えていた前日の練習では2回転半で、投入については「調子的には入れたい」と復調を感じていた通り、この日は入れてきた。

その後も3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプ、3回転ループを降りてノーミスで最終調整した。

坂本花織(21=シスメックス)はSP「バッハ・ア・ラ・ジャズ」を確認。冒頭から2回転半、3回転ルッツ、3回転フリップ-3回転トーループをきれいに決めた。前日はミスもあったが、しっかり合わせてきた。3月の世界選手権(ストックホルム)ではルッツでエッジエラー(踏み切り違反)を取られ「こんなに点数に響くんだ、と今まで以上に思った。ルッツの練習を重点的にやってきた」というジャンプも成功。「レベルの取りこぼしなく、ルッツもちゃんとしたエッジで跳びたい」と話していたSPへ自信を持って向かう。【木下淳】