ホンダと鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは24日、今年10月10日に開催するF1日本GPの報告会見を行った。ホンダのF1参戦最終年となる今年は、ホンダが大会のタイトルスポンサーに決定。正式名称は「F1 HONDA日本GP」となる。また、モビリティランドからは、22年から24年までの3年間の日本GP開催が正式決定したことも発表された。

コロナ禍での開催の見通しや、観客を入れるかどうかについて、モビリティランドの田中薫社長は「東京五輪の開催がどうなるのかが大きな節目、きっかけとなる。開催されれば海外からの選手の入国も少し有利になっていくのではないか。例年なら3月にチケットの発表をして5月に販売となるが、まずはコロナ感染防止対策など関係各所と調整して、お客さまの安心、安全をもっと確保してから。今日の段階では(発表は)できません」と話した。

今年の日本GPは、日本人7年ぶりのF1ドライバーとなった角田裕毅(20=アルファタウリ・ホンダ)の凱旋(がいせん)試合ともなり、大きな盛り上がりが期待される。